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  • 仲澤, 幸壽 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
    日本経済の長期停滞への対応策として金融緩和によるインフレ・ターゲットを目指すいわゆるリフレーション政策がとられて2年以上になる.その成否の判断は現時点では難しいが,最近になって長期停滞の要因の1つに経済格差を指摘する議論が登場してきている.なかでも,Piketty(2013)による資本主義経済では格差が必然であるという指摘は,世界的に議論の対象になっている.日本においても,須藤・野村(2014)が出版され,資本の生産性の低下と格差 拡大 ...
  • 小野寺, 雅之 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
    前回の論説では、覚せい剤の自己使用事犯における「否認形式の公訴事実」による訴因を取り上げ、検事としての実務経験を踏まえて検討を加えた。結論として、「否認形式の公訴事実」による訴因であっても、「審判対象の特定」の機能を害することはないだけでなく、「防御対象の限定」の機能にも欠けるところはないことについて、裁判例や実際に想定できる事例を前提として検証した。本稿では、殺人や傷害致死事犯等一般刑法犯における概括的訴因を対象として、判例や裁判例を ...
  • 田中, 英司 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
  • 奈須, 祐治 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
    イギリスは,早くからヘイト・スピーチの法規制に積極的に取り組んできた。現在では,いくつかの法令による多方面にわたる規制が行われるに至っており,その全体像を把握することは容易ではない。そこで,この研究ノートにおいて,規制の歴史を概観したうえで,現行法としてどのような規制が行われているのかを確認したい。 
  • 小林, 博志 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
    市町村や都道府県などの自治体が提起する訴えには様々のものがあるが、これを自治体が自治体を相手に提起する訴えに限ると、訴訟形態としては、民事訴訟(通常の民事訴訟と国家賠償請求)と行政事件訴訟(取消訴訟、当事者訴訟)を考えることができる。ただし、裁判所法3条の「法律上の争訟」との関係で、現在の最高裁判例によれば、①公権力の主体として提起する訴え、②私人と同じ立場すなわち財産権の主体として提起する訴えの二つが区別され、前者は「法律上の争訟」に ...
  • 福永, 俊輔 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
    わが国が近代刑事再審制度を採用したのは、1880年制定にかかる治罪法においてである。治罪法は、フランス法に倣い、利益再審のみを認めた。その後、1890年制定にかかる旧々刑事訴訟法(明治刑事訴訟法)も治罪法とほぼ同様の規定を置いたが、1922年制定にかかる旧刑事訴訟法(大正刑事訴訟法)は、ドイツ法を継受し、利益再審のみならず不利益再審をも認めるに至った。しかし、戦後、日本国憲法が第39条において一事不再理を規定したことに伴い、まず応急措置 ...
  • 奈須, 祐治 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
  • Kovrigin, B Evgeny (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
  • 江﨑, 義彦 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
  • 宮本, 敬子 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-06)
  • 福田, 晴仁 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
    鉄道貨物輸送は、安全性、安定性、高速大量輸送、エネルギー効率、労働生産性、環境負荷等の観点において優位性が大きい。とりわけ輸送需要の大きい都市間における、コンテナ列車による長距離高速輸送は、わが国の鉄道貨物輸送の特性が最も発揮し得る分野である。鉄道の主要幹線における貨物輸送力の増強は、貨物輸送を自動車から鉄道に転換するモーダルシフトを促進する施策であり、社会的費用の抑制、少子高齢化の進展にともなう労働力不足への対処、希少なエネルギー資源 ...
  • 王, 暁華 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
    先行需要情報(Advance demand information, ADI)は,出荷に先行して顧客から受け取る注文情報のことである。注文の到着から納期までの時間は需要リードタイムと呼ばれる。ADIはさまざまな形で存在している。たとえば,メーカーがサプライヤーに提示する内示計画はADIの一種である。オンラインショップが受け取った顧客の注文もADIといえる。また,ADIを活用することがサプライチェーンの効率および効果につながる。たとえば, ...
  • 栗原, 詩子 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
    本論は,ドキュメンタリー映画における「現実性」と「創造性」の振幅に,「編集」がどのように関わっているかを考察しようとするものである。考察上の具体例として,3つのバレエ・ドキュメンタリーを並列的に観察する。バレエ・ドキュメンタリーは,素材自体に,動きと音が豊富に含まれて いる上,撮影され記録される素材自体が大いに美的であるために,編集の位相が意識されにくく,ケーススタディが不足しているからである。エディソン傘下の発明家として知られるディクソン(William ...
  • 松原, 知生 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
  • 塩野, 和夫 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
  • 津田, 謙治 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
    「あなたは,神が場所の中に包まれるのであってはならないと言っている。〔しかし〕今やこの神が〔エデンの〕園の中を歩き回ると言うのであろうか」―― 有限な場所であるエデンの園を神が歩んだとする創世記の記述に関して,二世紀の非キリスト教徒アウトリュコスが物語上で問い掛けたこの疑問は,この時代のキリスト教の神概念と教理における幾つかの重要な問題を浮彫にしている。神は有限な場所(限られた空間)の中に限定される(閉じ込められる)ほど小さな存在なのか ...
  • 塩野, 和夫 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
  • 江﨑, 義彦 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-07)
  • 安部, 計彦 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-08)
  • 山崎, 喜代子; 角田, あや; 澁谷, 康二朗; 塩野, 正明 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-08)
    かつては海水浴場であった百道海岸は、1982年に始まる福岡市の事業であるウォーターフロント開発として埋め立てられ、地行浜、百道浜、愛宕浜という新たな陸地となった。1989年にはこの埋め立て地においてアジア太平洋博覧会(通称ヨカトピア)が開催され、その後、福岡市図書館、福岡市博物館などの公共施設、西南学院中高等学校、集合住宅、個人住宅、さらに福岡ドームなどが設置された。これらの埋め立て地では電線類地中化が行われる一方、諸施設での緑化も進め ...