第13巻2号 (2018): Recent submissions

  • 深谷, 潤 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 古田, 雅憲 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    この数年,論者の担当する国語教育ゼミでは「群読づくり」を実践している。週一回のゼミ開講日,当日担当のゼミ生が自身お気に入りのテクストを持ち寄って―それは多く物語や詩であり時に古文でもあるのだが─それを素材として取り上げては台本を試作し,実際にグループ音読の練習を積み重ね,話し合い聞き合いながら読み深めていく。通年30回開講の3年生対象科目だが,ゼミ生たちは4年生になっても出てくれるので,彼等は大学生活後半の2年間(開講60回)を通して4 ...
  • 川上, 具美 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 鹿島, なつめ (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 浦田, 英範 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    子ども達に自殺予防教育が必要なのかと言う問いを発し、筆者が出会った希死念慮を抱いた子ども達の3事例を提示し、彼らの精神力動を分析した。その結果から、子ども達に「心の健康教育」「ゲートキーパーの養成」「helpless状態の対処法」が必要ではないかと考察した。文部科学省(文科省)の自殺予防教育の目的「早期の問題認識(心の健康)」「援助希求的態度の育成」と筆者の見解が合致しており、自殺予防教育は、子ども達の命を守るためにも必要であると結論づけた。
  • 花田, 利郎 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    本研究の目的は、健康教育プログラムにおいてストレスへの対処方法の一つとして用いられるリラクセーション技法の、初学者の主観的反応について検討することである。調査対象者58 名は大学生であり、授業の中で、呼吸法、筋弛緩法、自律訓練法の順に、各技法を体験し、感想(自由記述)をレポートとして提出した。記述内容を分析した結果、どの技法においても多くの対象者が肯定的な心理的変化や各技法の教示に沿った身体的変化を報告した一方で、その種類については技法 ...
  • 中村, 奈良江 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 黒木, 重雄 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    2013年に宮崎県文化賞というのをもらった。その記念に作品集を作った。内容は、大学を卒業してから2013年までの作品を、駆け足で紹介するというもの。タイトルは『つづけずにつづける』。これは、私が大切にしている制作姿勢。同じような絵は続けて描かないようにしながら、絵を描き続けるという意味。この作品集を友人や知人に配ったところ、質問を受けた。それは、続けずに続けるみたいなことが本当にできるのか?というもの。と、そんなことをホントにやろうとす ...
  • 深谷, 潤 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    人間科学部のファカルティー・ディベロップメント(FD)において、私がこの場でお話することは、教育学的な観点から、大学の学部教育と西南学院の精神であるキリスト教との関係を明らかにすることです。しかし、この課題は決して理路整然と解決できるものではなく、個々人の教育実践の中で偶然に、一瞬感じ取れるような淡く、不確かな経験の中でしか実感されないものだと私は考えています。時間が限られていますので、手短にこれからお話しする内容の項目だけをあげます。 ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    これまで私は主に乳幼児から思春期・青年期までの子どもを中心に臨床研究を行ってきた児童精神科医ですが、若い頃には精神分析を柱とする力動精神医学に基づく精神科臨床の経験を積んできました。当初の研究テーマは自閉症の成長発達過程に置き、1992年に201例の自閉症追跡調査研究を国際誌(Journal of Autism and Developmental Disorders)に発表して一つの区切りをつけました。その後、転勤を機に、子ども個人に焦 ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    本日会場には、日頃、乳児院で子どものケアに従事されている方が多く参加されていると事前に伺っていました。そこでせっかくの機会ですから、与えられたテーマに「とくに乳幼児期早期の症状に焦点を当てて」というサブテーマをつけることにしました。このようなサブテーマをつけたのには、もちろん参加者の方々へのサービスの意味もありますが、それだけではありません。長い間、私は子どもからおとなまであらゆる精神病理を示す患者の理解と治療にあたって、「関係」という ...

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