Browsing 81.大学院研究論集 Graduate Studies by Title

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  • 佐藤, 友梨 (西南学院大学大学院, 2016-02)
    エーリッヒ・フロムはその著書『自由であるということ』 の中で旧約聖書における神・人・歴史観を再解釈し、人間存在における自由という概念を提起している。フロムの代表作は1941年に刊行された『自由からの逃走』であり一貫して自由ということが主題となっている。第一次世界大戦後古い君主政治から新しいデモクラシーに代わって、人々は自由を手に入れたはずなのに、またしても新しい強力な権力〈ファシズム〉に服従し始めたのは何故かという問題意識がフロムの著作 ...
  • 力久, 愛 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    カナダ・オンタリオ州トロント市で活動するMount Sinai Hospital ACTチーム(以下MACT)は,重度精神障害者のための訪問型の地域精神医療支援であるACT プログラムを実践している。活動地域には移民が多く,MACTのクライアントは白人以外の民族(中国系,韓国系,ベトナム系,タミル系など)に限定されている。そのためスタッフも全員多民族である。Ontario Common Assessment of Need(以下OCAN ...
  • 太田, 菜都美 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    エマニュエル・ボーヴ(1898-1945)の『罠』(1945) の評価は大きく二つにわけることができる。一つは「ヴィシー政権下のフランスを的確に描写した」歴史小説,戦争文学としての価値を讃えたものであり,もう一つは「個人の主観の限界」という20世紀的命題にしてボーヴの長年のテーマであるものの探求の,一つの到達点であるとするものである。前者はボーヴの「表象」の精緻さの賞賛であり,後者は「表象」の限界の告発を賛美している。本論では,こうした ...
  • 橋本, 政子 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    『ルーゴン=マッカール』叢書第12巻の『生きる歓び』は1884年に刊行されたが,最初の構想から3年間の中断の後,筋書きや舞台背景の変更が加えられ完成した。心理的,哲学的作品にするという意図は1880年の第一準備草稿からあった。しかしゾラの現実の生活において,母親の死,文学の師であったフロベールの死,友人デュランティー,ツルゲーネフやマネの死に遭遇し,心気症(hypochondria)やペシミスムの苦しみで中断されていたのである。この作品 ...
  • 柏本, 隆宏 (西南学院大学大学院, 2015-08)
    キリスト教再建主義(Christian Reconstructionism)は、20世紀後半にアメリカで登場した、政治、経済、法律、文化、芸術など、この世界のあらゆる領域を、聖書に基づいて再建することを目指す運動である。この運動は、R. J. ラッシュドゥーニー(Rousas John Rushdoony, 1916-2001)、ゲイリー・ノース(Gary Kilgore North, 1942- )、グレッグ・バーンセン(Greg L. ...
  • 柏本, 隆宏 (西南学院大学大学院, 2016-02)
    本研究の目的は、キリスト教再建主義(Christian Reconstructionism)の神学思想が、教理史・教会史的にどのような背景を持ち、「神の国の建設」という宣教(mission)の観点からどのように位置付けることが出来るかについて考察することである。そして、そのための予備的考察において、再建主義者が、1960年代後半以降アメリカで広がった世俗的人間中心主義(secular humanism)と対決する一方で、福音派(evan ...
  • 村上, 舞 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    我々はこれまでの論文において,コレット作品の女性主人公が,いかにして異性愛の破綻から脱出し,自然・動物へ傾倒し,そこに生きる道を見出していくかという過程に注目し,そのヴァリエーションとして,『ミツ』,『さすらいの女』,『私の修行時代』,『夜明け』を取り上げてきた。本稿では,同じテーマを持つLa Retraite sentimentale が,異性愛から自然へと向かうこれら一連の作品群の中で,どのような位置づけとなるか考察したい。
  • 坂井, 清隆 (西南学院大学大学院, 2015-08)
    近年、日本におけるシティズンシップ教育に関しては、全国規模の研究会等が立ち上がり、多くのシティズンシップ教育関連の著作物が刊行されるなど、我が国の現状に合った理論研究や実践研究が進んでいる。特に実践研究では、小・中学校での社会科の時間や高等学校での公民科(特に「現代社会」「政治・経済」)での実践が多数報告されている。しかしながら、シティズンシップ教育実践の先行研究の多くは、中学校、高等学校での授業の教授書および単元の試案レベルでの概要を ...
  • 髙松, 侑矢 (西南学院大学大学院, 2015-08)
    グローバル化に伴い、メンバーの性別や人種といった労働力の属性も変化している。この変化を受けて、従来の人事制度を見直す企業も現れている。国際人的資源管理(International Human Resource Management:以下、IHRM)では、本国人材(以下、PCN)、現地人材(以下、HCN)、第三国人材(以下、TCN)を対象にしている。また、PCN の中には日本の大学・大学院を卒業した外国籍人材も含まれるので、日本企業の本社 ...
  • 佐藤, 友梨 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    以前,中国大連の国際色豊かな環境で働いていた。そこでの経験から,「異文化を受容するとき,そこには限界性が存在するはずだ」という考えに至った。例えば,現地の狗食の習慣に対して「狗肉を食すれば,自分のアイデンティティが崩れるのではないか」と追い詰められた。しかし,この拒否感の言語化は困難であった。そこには自然科学的根拠がなく,己の価値観からきていた忌避感しかなかったからである。そこで,この言語化し難いものを,言語化しようと試みる。異文化を受 ...
  • バークレー, マッシュー (西南学院大学, 2017-02)
  • バークレー, マッシュー (西南学院大学, 2017-07)
  • 萩原, 駿史 (西南学院大学大学院, 2015-08)
    保険加入に関して,加入する際の状態を参照点とする従来の考え方でのプロスペクト理論では, 保険料の支払いと,例え保険によってある程度軽減されたとしても病気や事故で健康や財を損ねている状態は本人にとっては損失となる.そのような場合,人は損失回避性により,損失を確定させるよりもわずかでも損失を回避できる可能性を選ぶため,すべての人が保険に加入しないことを選択してしまう.これではプロスペクト理論で保険加入を説明できないことになる.そこで期待効 ...
  • 萩原, 駿史 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    幸福度分析に対する関心は近年高まりを見せ,GDPに代わる,または補完する指標として幸福度を用いようとする動きがある.その背景には格差問題,環境悪化などのGDP分析だけでは把握しにくい問題が発生してきたことによる.しかし幸福度がGDPに代わる経済状況の指標となるためには,幸福度を構成するカテゴリーの中で,どのカテゴリーを優先して改善し,維持していけばいいのか方向性が定まっていない点と,イースタリン・パラドックスと整合的である経済モデルが作 ...
  • 萩原, 駿史 (西南学院大学大学院, 2016-02)
    学生と企業の双方で合理的な意思決定が行なわれているにもかかわらず,大学新卒者の3年以内での離職率が約3割であるというのは,非常に高いと言わざるを得ない.しかし,転職を行うかどうかを企業での就業条件の評価の大きさで判断する簡単なモデルを設定しても,期待効用理論では約49%の離職率が導かれ,プロスペクト理論であっても約41%の離職率が導かれてしまう.これは意思決定理論でのアノマリーであると言うことができる.現実の離職率が意思決定理論よりも引 ...