小林, 隆児
(西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2016-03)
本日、このような機会を与えていただいたので、私がこの四半世紀ずっと関心を抱き続けてきた「関係」について現在考えていることをお話させていただこうと思います。今でこそ発達障碍研究において「関係性」という用語は流行語のようにして誰もが使用していますが、それはごく最近のことでしかありません。時代は変わるものだと痛感させられます。ただ、巷で使用されている「関係性」と私が考えているそれとでは全くと言っていいほど意味は異なっています。まずは私自身のこ ...