2号(2015年): Recent submissions

  • 胡, 琦 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    中国は建国から60年余り、医療機関の整備、医療技術のレベル向上はもちろん、中国の医療体制の充実も目覚ましく進んできた。これは乳児死亡率の低下や平均寿命の伸び等の数値で示される。ところが、この10年あまりの間に、「看病難、看病貴」問題が深刻化してきた。これにつれて、医療保険制度の改革に焦点が当てられるようになった。1998年、新たな医療保険制度の創作を始めて以来、10年余りを経たが、医療保険制度は未だに成熟していないと言っても過言ではない ...
  • 胡, 琦 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    中国における新たな医療保険制度に移行して以来、数年を経た。制度の仕組みを巡り、様々な改革が行われた。たとえば、城鎮職員医保の対象者を拡大したり、三大医療保険に基づき、農民工医療保険、補充医療保険及び公務員補充医療保険などの補助的保険を拡充した。これで、医療保険の加入率が大幅に上昇してきた一方で、「受診が難しく、医療費が高い」という問題を根本的に解決したという実感が湧いていない。そもそもこの問題の原因は医療保険制度自体の問題だけではないと ...
  • 野副, 常治 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    先諸国においては、多くの国でわが国と同様、少子高齢化を迎え社会保障制度における改革の必要を余儀なくされている。年金制度も例外ではなく、少子高齢化に対応すべく様々な施策が実施されている。この少子高齢化よって大きな問題となるのが財源である。少子高齢化が急速な進行をする以前は、現役世代、つまり現在の労働生産者による年金受給者の給付を支えるというシステムによって、制度を維持してきた。しかし、現役世代の減少と高齢者人口の増加によって、現在のシステ ...
  • 萩原, 駿史 (西南学院大学大学院Seinan Gakuin University Graduate School, 2015-01)
    幸福度分析に対する関心は近年高まりを見せ,GDPに代わる,または補完する指標として幸福度を用いようとする動きがある.その背景には格差問題,環境悪化などのGDP分析だけでは把握しにくい問題が発生してきたことによる.しかし幸福度がGDPに代わる経済状況の指標となるためには,幸福度を構成するカテゴリーの中で,どのカテゴリーを優先して改善し,維持していけばいいのか方向性が定まっていない点と,イースタリン・パラドックスと整合的である経済モデルが作 ...

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