dc.contributor.author |
城, 俊幸 |
ja |
dc.date.accessioned |
2015-07-03T09:37:52Z |
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dc.date.available |
2015-07-03T09:37:52Z |
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dc.date.issued |
2015-01 |
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dc.identifier.issn |
1883-5333 |
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dc.identifier.uri |
http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/1083 |
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dc.description.abstract |
『いつくしみ深き』という賛美歌がある。日本バプテスト連盟『新生讃美歌』(2011年)431番,日本基督教団『讃美歌』(1983年)312番,『讃美歌21』(1997年)493番,日本福音連盟『聖歌』(1986年)607番などである。これは,日本人にはなじみ深い。というのは,1910年に出版された文部省の唱歌『教科統合中学唱歌 第二集』の中に,この曲が取り入れられたからである。そこでは「星の界(ほしのよ)」というタイトルである。聞き慣れた曲ということで,日本では,葬儀でも結婚式でも入学式でも賛美歌というとこれが用いられる。賛美歌『いつくしみ深き』の原題は,「What a friend we have in Jesus.」である。作詞ジョセフ・スクライヴン(Joseph Medlicott Scriven),作曲チャールズ・コンヴァース(Charles Crozat Converse)である。作曲家コンヴァースが,作者不詳のこの詞に感銘を受け,曲をつけて「いつくしみ深き」という賛美歌が完成したと言われている。この賛美歌は,発表当初から,大きな人気をえながら,二十年近く,作詞者不詳,あるいは「作詞H.Bonar」と表記された。では,この詞は,いったい誰によって・いつ・どのように作られたのか。なぜ,当初「作詞者不詳」だったのか。この賛美歌の背景を知れば知るほど,疑問が増える。 『讃美歌』(1983年)や『聖歌』(1986年)や『新生讃美歌』(2011年)では「作詞1855年,作曲1868年」と記載されている。だが,実は「作詞1855年」とは,ウイリアム・レイノルズ(William J.Reynolds)の考えである。作詞年については1850年説から1870年説まで諸説ある。大塚野百合氏は「1860年」と推測している。私も「作詞1855年説」に異議を唱える。そこで,この小論では『いつくしみ深き』の歌詞の作者の人物像を追い,その成立過程を考察することによって,その「作詞年」を特定し,さらに,この詞の本来の意味を明らかにすることに貢献できればと考える。ひいては,なぜこの賛美歌がポピュラーになったのかの理由を明らかにしたい。方法論としては,人物史,詞の意味,楽譜の変遷という3つの側面から,それぞれの真相に迫り,それぞれの重なりあう事実から,一つの像(仮説)を提示したい。 |
ja |
dc.language.iso |
jpn |
ja |
dc.publisher |
西南学院大学大学院 |
ja |
dc.title |
賛美歌『いつくしみ深き』の作詞年 |
ja |
dc.title.alternative |
The written year of the hymn ‘What a friend we have in Jesus’ |
en |
dc.contributor.transcription |
タチ, トシユキ |
ja-Kana |
dc.contributor.alternative |
Tachi, Toshiyuki |
en |
dc.publisher.alternative |
Seinan Gakuin University Graduate School |
ja |
dc.type.niitype |
Departmental Bulletin Paper |
ja |
dc.identifier.jtitle |
西南学院大学大学院神学・人間科学研究論集 |
ja |
dc.identifier.volume |
5 |
ja |
dc.identifier.spage |
21 |
ja |
dc.identifier.epage |
41 |
ja |
dc.textversion |
publisher |
ja |
jpcoar.creatorAffiliation.nameIdentifierKakenhi |
37105 |
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