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ウィンドラッシュ世代の書き残し作業――Sam Selvon の「Moses 三部作」における移民、差別、価値観の変遷

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dc.contributor.author 濱, 奈々恵 ja
dc.date.accessioned 2019-07-04T08:36:53Z
dc.date.available 2019-07-04T08:36:53Z
dc.date.issued 2017-03
dc.identifier.uri http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/1683
dc.description.abstract 本稿はトリニダードからイングランドへ移住したSam Selvon(1923-94)の作品の中から、Moses Aloetta を主人公とするThe Lonely Londoners(1956)、Moses Ascending(1975)、Moses Migrating(1983)の「Moses 三部作」を選び、1950 年前後に移住したいわゆる「ウィンドラッシュ世代」(Windrush Generation)が直面した差別や偏見、そして価値観の変遷を考察するものである。彼らのような移民は<白人と黒人>という西洋的な価値観の犠牲になることが多く、日常生活や就職において差別や偏見から逃れられなかった。だがこの二項対立はThe Lonely Londoners からMoses Ascending にかけて変化し、後者の作品ではコミュニティにおける対立の構造が人種、民族、世代にもおよんで複雑化している。Moses Migrating では人々の価値観がさらに多様化し、Moses がロンドンから故郷のトリニダードに持ち帰った価値観は彼らの価値観とことごとく合わない。本稿では二転三転する<白人と黒人>の権力構造、「イングリッシュネス」の追求と肩透かし、そして過去との断絶や過去を書き残す作業などについても触れながら、「Moses 三部作」を考察していく。 ja
dc.language.iso jpn ja
dc.publisher 西南学院大学言語教育センター ja
dc.title ウィンドラッシュ世代の書き残し作業――Sam Selvon の「Moses 三部作」における移民、差別、価値観の変遷 ja
dc.contributor.transcription ハマ, ナナエ ja-Kana
dc.contributor.alternative Hama, Nanae en
dc.publisher.alternative Seinan Gakuin University Center for Language Education ja
dc.type.niitype Departmental Bulletin Paper ja
dc.identifier.jtitle 西南学院大学言語教育センター紀要 ja
dc.identifier.volume 7 ja
dc.identifier.spage 43 ja
dc.identifier.epage 59 ja
dc.textversion publisher ja
jpcoar.creatorAffiliation.nameIdentifierKakenhi 37105


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