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経済数学Ⅰ授業概観:ミクロ経済学Ⅰとの関係と基礎的計算力をめぐって

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dc.contributor.author 仲澤, 幸壽 ja
dc.date.accessioned 2015-08-05T03:17:55Z
dc.date.available 2015-08-05T03:17:55Z
dc.date.issued 2015-03
dc.identifier.issn 0286-3294
dc.identifier.uri http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/1161
dc.description.abstract 筆者は既に永年に亘って本学経済学部1年次生対象の「ミクロ経済学Ⅰ」と「経済数学Ⅰ」を併せて担当してきた.これらの科目は経済学の入門科目であるとともに内容が連関している部分が多いことから,セットで提供し履修させることによって学生の理解がより深まることが期待されており,前期と後期の同じ曜日の同じ時間帯(月曜日2時間目,金曜日1時間目)に配置されている.初期の頃は双方ともほぼ全員の経済学部新入生が受講していたが,近年はミクロ経済学Ⅰの受講率が100%であるのに対して,経済数学Ⅰは5%~10%程度が受講していない.最終試験でも,経済数学Ⅰでは欠席率が高い傾向にある.従来,基礎的な経済数学は統計学等とともに,経済理論を学ぶ前に身に付けておく知識として位置づけられてきた.しかし,担当してみると,〈数学を使わない基礎経済学→ 基礎的経済数学→ 数学も使う高次の経済学〉という順序での学習の方が高い効果をもたらすことに気付いた.つまり,ミクロ経済学Ⅰを先に学んで,後から経済 数学Ⅰを学ぶ方が多くの学生にとって効率的ということである.もっとも,少数ではあるが一定割合の学生にとって,数学的形式の議論が多い双方の科目ともに苦手意識を持ってしまうという逆の意味での相乗作用もあるようである.また,一方の科目は良い成績だが,他方はあまり良くないという具合に,相互の連関性が見られない学生も存在する.それは,大学での勉学への適応の度合いのによる場合もあるし,当該学生の授業に取り組む姿勢の変化という場合もある.適応と言っても,学習の仕方を身に付ける場合と,単位が取れさえすればいいという安易な考え方を覚えるケースとがある.残念ながら,後者が多数見受けられるのが日本の大学の現状であろう. この授業研究の論考では,ミクロ経済学Ⅰの学習が経済数学Ⅰを理解しやすくする面,それほど効果が表れていない面,数学的内容の授業そのものにおける課題や最近顕在化した問題等を,経済数学Ⅰの担当経験から考察していく. ja
dc.language.iso jpn ja
dc.publisher 西南学院大学学術研究所 ja
dc.title 経済数学Ⅰ授業概観:ミクロ経済学Ⅰとの関係と基礎的計算力をめぐって ja
dc.title.alternative Some Considerations on Mathematics for Economics I en
dc.contributor.transcription ナカザワ, コウジュ ja-Kana
dc.contributor.alternative Nakazawa, Koju en
dc.publisher.alternative Seinan Gakuin University Academic Research Institute ja
dc.type.niitype Departmental Bulletin Paper ja
dc.identifier.jtitle 西南学院大学経済学論集 ja
dc.identifier.volume 49 ja
dc.identifier.issue 4 ja
dc.identifier.spage 125 ja
dc.identifier.epage 147 ja
dc.textversion publisher ja
jpcoar.creator.nameIdentifierNRID 1000070188928
jpcoar.creatorAffiliation.nameIdentifierKakenhi 37105
dc.teacher.researchmap-id 1000117443
dc.teacher.researchmap-url read0036640


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