抄録:
「デモクリトスのことば,〈祝祭のない人生は泊まる宿のない長い道〉」(ストパイオス『精華集』Ⅲ16,22)「神話は,語られた言葉の中に決してそれに相当する客観的対象を見出すことはない。」(ニーチェ『悲劇の誕生』17章)「神話の根源とその根源性は,本質的に,二つの相反した隠喩的カテゴリーによって表出される。それを最も端的な形式で言い表せば:「恐怖〈als Terror〉として,また「詩」〈als Poesie〉として,と言うことになる」(ハンス・ブルーメンベルク『神話の現実概念とその影響可能性』)「あらゆる嘲罵的表現の基礎には常に何らかの肉体的・トポグラフィカルな形式で,懐胎せる死のイメージが含まれている」(ミハイール・バフーチン『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』)