藤野, 功一
(西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2016-03)
1980 年代にはじまるフランシス・エレン・ワトキンズ・ハーパー(Frances Ellen Watkins Harper, 1825-1911)の『アイオラ・リロイ、または、取り払われた影』(Iola Leroy: or Shadows Uplifted, 1892)の再評価は主にフェミニズムの観点から行われており、最近ではコリーン・T・フィールド(Corinne T. Field)の論文「フランシス・E・W・ハーパーと知的成熟の政治 ...