王, 忠毅
(西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-03)
1980年代中頃から、プラザ合意に起因する急激かつ大幅な円高圧力を契機に日本企業は、売上げの減少や輸出の採算悪化を乗り越えるために積極的に海外直接投資を行い生産拠点を海外にシフトしてきた。その結果、日本企業は東南アジアをはじめ、中国を中心に国際生産分業ネットワークを構築し、国際事業展開を拡大・深化させてきた。近年、日本企業は国際事業活動を積極的に展開した結果、海外現地法人は着々と成果をあげ、2012年度に日本側出資者向け支払い(配当金、 ...