一ノ澤, 直人
(西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2019-03)
わが国におけるコーポレートガバナンスをめぐる改革の近年の主な動きとしては、平成二六年のスチューワードシップ・コードの策定、会社法の改正、平成二七年のコーポレートガバナンス・コードの策定後、経済産業省によるCGS 研究会(コーポレート・ガバナンス・システム研究会、座長・神田秀樹学習院大学法務研究科教授)により「CGS 研究会報告書〜実効的なガバナンス体制の構築・運用の手引〜」として報告書が取りまとめられ、この報告書を基礎として、オブザーバ ...