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著者 "コバヤシ, リュウジ" のブラウズ: 061.人間科学論集 Studies in human sciences

著者 "コバヤシ, リュウジ" のブラウズ: 061.人間科学論集 Studies in human sciences

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  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2017-02)
    こころの病の成因を、母子を基軸とする関係の中で生起したアンビヴァレンスに求め、それが生涯発達過程で息づいていると考える筆者は、「関係」と「情動(甘え)」に焦点を当てた治療を実践している。それを筆者は「関係発達臨床」と称している。その基本にあるのは、こころの病の治療も本来人間のこころが育まれていく過程も原理的に同じだとの考えである。よって「関係発達臨床」で母子関係あるいは<患者-治療者>関係が修復ないし再生すれば、本来のこころの成長発達へ ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2016-03)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2019-08)
    この数年間、私は学部生、大学院生、社会人などを対象に感性教育を試みてきた。そのなかで感性教育での最大の目的である自己理解を通した他者理解が深まるためには、少人数での対話が不可欠であることが明らかとなった。 今回初めて、学部(3年)の「専門演習」で少人数を対象に、毎週1回1年半(計45コマ)の長期にわたる感性教育を実施する機会を得た。そこで学生たちがどのような体験をしたか、これまでの試みと比較検討した。その結果、人間の観察力がついたことを ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-08)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2019-08)
    本誌前号で筆者は「感性教育」をアクティヴ・ラーニングとして位置付け、大学の新入生を対象に試み、従来の大学教育では味わえない「主体的・対話的で深い学び」に相応しいものであることを報告した(小林、2019a)。学生たちの多くが「感性教育」でこれまでの大学教育では味わったことのない様々な気づきを体験していた。そこで、今回は同じく大学1年生を対象に半年間の「感性教育」を実施し、その体験談を自由に語ってもらった。その内容を分析すると、彼らは他者を ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2013-02)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2017-08)
    この数十年間、自閉症(スペクトラム)をはじめとする発達障碍の幼少期の病態を、大半の臨床家は脳(機能)障碍によってもたらされたものであると信じて疑わなかった。さらに、その後、学童期から成人期に至る過程で多様な精神病理が出現することがわかると、それは二次的なものであると説明されるようになった。しかし、アタッチメントの問題が次第に注目されるにつれ、このような考えに混乱が生じてきた。アタッチメント(愛着)障碍と発達障碍の関係をどう理解したらよい ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    本日会場には、日頃、乳児院で子どものケアに従事されている方が多く参加されていると事前に伺っていました。そこでせっかくの機会ですから、与えられたテーマに「とくに乳幼児期早期の症状に焦点を当てて」というサブテーマをつけることにしました。このようなサブテーマをつけたのには、もちろん参加者の方々へのサービスの意味もありますが、それだけではありません。長い間、私は子どもからおとなまであらゆる精神病理を示す患者の理解と治療にあたって、「関係」という ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2020-02)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2019-02)
    この数年、私は自ら開発した「感性教育」の効果を検証してきた。そのなかで「感性教育」での最大の目的である自己理解を通した他者理解が深まるためには、少人数での対話が不可欠であることが明らかとなった。そこで今回は大学入学直後の学部新入生21 名(男女比:6 / 15)を対象に、対話を加味した「感性教育」を試みた。実施した回数は90 分7 コマ。最初に、ある教材を用いて「アクティヴ・ラーニング」とは何かを考えてもらった。その後、「感性教育」を実 ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2016-08)
    最近、講演会や研修会で話をしていると、参加者からよく受ける質問のひとつに「愛着障碍と発達障碍の違いをどのように考えたらよいか、鑑別したらよいか」というものがあります。このような質問の背景には、従来の発達障碍にみられる病態と虐待やネグレクトを経験した子どもたちにみられる発達障碍類似の病態との違いをどのように見分けたらよいか、どのような視点から考えたらよいか、現場の人たちの大きな戸惑いと混乱があるように思います。昨年11月のある学会で講演し ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2020-02)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2012-08)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2016-03)
    本日、このような機会を与えていただいたので、私がこの四半世紀ずっと関心を抱き続けてきた「関係」について現在考えていることをお話させていただこうと思います。今でこそ発達障碍研究において「関係性」という用語は流行語のようにして誰もが使用していますが、それはごく最近のことでしかありません。時代は変わるものだと痛感させられます。ただ、巷で使用されている「関係性」と私が考えているそれとでは全くと言っていいほど意味は異なっています。まずは私自身のこ ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2017-02)
    これまで長い間、発達障碍の精神療法は困難で、ある意味禁忌ないし無効であるかのように信じられてきた。そこで筆者が実践している発達障碍の精神療法について、その基本的考え方となぜ多くの臨床家にとって難しいのか筆者の関係発達臨床の立場から以下のように論じた。①<患者-治療者>関係で立ち上がるもの(間主観での体験)に関係の特徴(問題)が端的に示されている。②そのことを面接でタイミングよく取り上げると、相手(母親や患者)はそれに気づくとともに、自分 ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2018-02)
    これまで私は主に乳幼児から思春期・青年期までの子どもを中心に臨床研究を行ってきた児童精神科医ですが、若い頃には精神分析を柱とする力動精神医学に基づく精神科臨床の経験を積んできました。当初の研究テーマは自閉症の成長発達過程に置き、1992年に201例の自閉症追跡調査研究を国際誌(Journal of Autism and Developmental Disorders)に発表して一つの区切りをつけました。その後、転勤を機に、子ども個人に焦 ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2015-08)
    このたびは九州自閉症研究協議会佐賀大会の会長古賀将之先生(西九州大学)のお招きでこのような場を与えていただいたこと、とても嬉しく思います。心よりお礼申し上げます。私は25年間九州にいましたが、その後18年間九州を離れていまして、3年前に福岡に戻ったものですから、いまだにこちらでは浦島太郎の心境です。よって、日頃皆様方がどのような問題意識を持ちながら臨床実践に取り組んでおられるのかよく存じません。ここでは私が今どのようなことを考えているの ...
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2019-08)
  • 小林, 隆児 (西南学院大学学術研究所Seinan Gakuin University Academic Research Institute, 2014-02)

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